先日、銀行の資産運用の相談会に行ってきて、iDeCoと積立投資信託のお話を聞いてきました。
そもそも「iDeCoって何なんだろう?」という所から、「積立投信とiDeCoの違い」について色々と教えていただき、なるほどなぁ~と思ったことが多々あったので、まとめておこうと思います^^
今日は、iDeCoと積立投資信託の違いと、それぞれのメリット・デメリットをまとめて、どっちをする方が良いのか?というところを書いていこうと思います。
目次
iDeCoとは
iDeCoとは、「個人型確定拠出年金」の愛称です。
それなに?と思うのですが、簡単に言うと、
「個人で積み立てて、個人で運用し、60歳以降に受け取れる私的年金」です。
月々5千円から千円単位で積み立てでき、自分のスタイルに合わせた運用方法を選んで運用していきます。
公的年金だけだと老後の生活資金が足りないかも・・・と不安な方向けに、自分で積み立てて年金を増やすという感じです。
詳しくは前回の記事にまとめてみました♪
積立投資信託とは
投資信託は、お金を預けて投資の専門家に運用してもらって、増やしてもらったお金を受け取るというものですよね。
積立投資信託とは、毎月決まった額を投資信託に預けるというもの。
投資信託は、株式投資などに比べると少額の資金で始めることができるので、複数の商品に分散投資しやすいです。
しかも運用は「投資のプロ」におまかせできるので、知識や手間も少なくてすむ!
そのうえ、毎月「積立」していく積立投資信託だと、安いときはたくさん買って高いときは少なく買うので、一度で大きな額の投資をするよりも、高値でたくさん買っちゃう危険性が低くなり、購入価格を抑える効果が期待できるんです。(ドルコスト平均法)
また、いつ購入したらよいかタイミングが分からないという方でも、毎月積立なので、悩んだり買い忘れたりするのを防げます。
iDeCoと積立投資信託の共通点
ここまで見ると、iDeCoと積立投資信託ってよく似てますよね。
共通点はこんな感じ。
・プロに運用してもらって、増やしてもらう
・運用方法は、株・債権・不動産などから自分で選べる。
・元本保証はされていない。(減っちゃう可能性もあり※)
・長期で積立てるので、一括で買うより購入価格が抑えられやすい
※商品によっては元本保証型もあります。あんまり増えないですが・・・
iDeCoと積立投資信託の違いは?
では、このiDeCoと積立投資信託の違いって何なんでしょうか?
大きく分けると3つの違いがあります。
まずは、積立できる最低金額の違いです。
iDeCoは毎月5,000円以上~積立可能ですが、積立投資信託の場合、もっと少額から始められます。
地方銀行さんなどだと3,000円などから積立できるようですが、ネット証券会社などだと100円~できるところも多いです。
楽天証券やSBI証券などがそうですね。
100円だったら毎月積み立てても家計への負担は少ないですよね~
楽天証券では2018年9月から、楽天ポイントでも投資信託ができるようになり話題になりましたよね。
素人の私も毎月500~1000ポイントほど投信に入れてみてますが、手元のお金じゃなくて「もらい物」の楽天ポイントで投資できるので、貯まっていくとすごくお得な感じがします♪
また成果が出れば、そのあたりの記事も書きたいな~と思います。
2つ目の違いは、お金の受け取り時期=「引出し可能な時期」です。
積立投資信託は、基本的にいつでも解約したり換金したりできます。
が、iDeCo(イデコ)は原則60歳まで引出しができません・・・
途中で金額を減らしたりもできますが、一度お金を預けたら60歳までは原則受け取れないんです。
しかも、60歳で受け取るには10年間加入していることが条件なので、51歳以降にiDeCoに入った方は、加入期間に応じて、受け取りできる年齢がさらに遅くなります。
なので「老後のために、60歳までは絶対お金を出したくない!」という方だとiDeCoでも良いんですが、「60歳より前に教育資金、住宅資金など大きなお金が必要になる」という方には、積立投資信託の方がオススメだと思います。
iDeCoの場合、積立している間は全額所得控除を受けることができ、所得税や住民税が軽減されます。
また運用中の利益も非課税になります。
投資信託では、iDeCoのように所得控除を受けたり、運用利益が非課税になったりといった税制面での優遇はありません。
この税金面でのメリットがiDeCoのよいところですよね。
ただ、今、住宅ローン控除や医療費控除などを受けている方は、すでに大きく所得控除されていたりするので、iDeCoの所得控除を最大限生かせない可能性もあります。
また、投資信託でも「NISA」口座や「つみたてNISA」口座を使うことで、毎年一定額まで非課税にすることができます。
(NISA口座だと年間120万円、積立NISA口座だと年間40万円までの投資が非課税です。)
メリットとデメリット比較
以上より、メリット・デメリットをまとめるとこんな感じです。
iDeCo | 積立投資信託 | |
メリット | ・税制面で優遇あり | ・少額でできる(100円~) ・いつでも引出し可能 |
デメリット |
・投資信託より積立最低金額が高い(5,000円) ・60歳まで受取れない |
・税制面で優遇なし(ただ、NISA口座を活用すれば一定額が非課税に) |
iDeCoがオススメな方は?
今まとめた感じだと、iDeCoより積立投資信託の方が良さそうな感じですね(笑)
ではiDeCoが絶対ダメかというと、そうでもないと思います。
どんな方だとオススメなのか、下記にまとめてみました。
★iDeCoがおすすめな方
・あると使っちゃうから、引き出せない貯蓄がしたい方
・住宅ローン控除や医療費控除などの所得控除を受けていない方
(収入が多いetc.、所得控除を最大限受けていない方も良いと思います♪)
・なるべく50歳未満の方(加入期間10年間確保のため)
まとめ・我が家の場合
iDeCoと積立投資信託の違い、いかがでしたか?
私自身、「iDeCoそろそろ始めた方がいいのかな~」とぼんやり考える程度だったのですが、銀行さんにこの話を伺って、ぶっちゃけ「iDeCoって意外と微妙なんじゃ・・・?」と思ってしまいました。
何より、銀行さんがあんまりiDeCoをオススメしないことにびっくり(笑)
我が家が今後、一番必要になるのは「教育資金」!
子ども達が大学に入るとき、私たちは50歳ほど。
やっぱりiDeCoだと60歳まで引き出せないのが、リスクに感じます。
子ども達が大学、社会人、結婚と進んでいく中で、どうしてもお金が必要になったときのために、お金を「引き出せる」方法で貯蓄していきたい。
我が家は今、住宅ローン控除をがっつり受けていて、iDeCoの所得控除のメリットもあまり受けられそうにないし・・・
結論、今のところiDeCoに入るメリットがなさそうです。笑
ただ、そろそろ老後資金(もしもの時の教育資金)を積み立てていきたいな~と思っているので、「積立投資信託」の方を視野に入れて、詳しく調べていきたいと思います。
では今日はこれで。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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