我が家で、住宅ローンを組んで今年で5年。
ちょっと貯金ができて繰上げ返済してみたので、より効果的に繰上げ返済する方法について今回はお話しようと思います。
住宅ローンの繰上げ返済とは
住宅ローンの繰り上げ返済とは、返済しているローン額の一部または全部をまとめて返済することです。
繰上げ返済すると、ただ単にローン残高が減るというだけでなく、その分の「利息が減る」ので実際の返済額以上の大きなメリットが得られます。
繰上げ返済の方法
繰上げ返済の方法には下記の2種類があります。
①期間短縮型
毎月のローン返済額を変えずに、返済期間を短くする方法です。
・ローンを早く完済したい方
・効率的に総返済額を減らしたい方
②返済額軽減型
返済期間を変えずに、月々の返済額を減らす方法です。
・毎月の返済額が多くて、負担を減らしたい方
・将来は収入減になる方。あるいは将来の大きな出費(教育費)などに備えて貯蓄にまわしたい方。
・借換えする可能性があり、期間は短縮したくない方
私が繰上げ返済したときは、「どちらもバランスよく使って~」という方法はダメでした。
どちらか一つの方法を選ぶことになります。
より効果的に総返済額を減らせる方法は「①期間短縮型」の方になります。
では、どのくらいお得になるのか、検証してみることにします。
どっちがお得?効果検証!
では、期間短縮型と返済額軽減型は、どちらがお得なんでしょうか?
この2つの方法について、「総返済額」を比べてみます。
まず、借入額2000万円を35年ローンで組んだことにします。
そして、ローン借入れ後、5年後に500万円の繰上げ返済した場合・・・をシミュレートしてみました。(条件は、返済方式:元利均等、金利:1.3%、返済期間:35年、借入年月:2018年1月で計算。※カシオ計算サイトにて。)
すると、総返済額と利息はこのような金額になります。
総返済額 |
利息分 | 「繰上返済なし」の利息との差 | |
繰上返済なし | 約2,490万円 | 約490万円 | – |
①期間短縮型 | 約2,297万円 | 約297万円 | -193万円 |
②返済額軽減型 | 約2,386万円 | 約386万円 | -104万円 |
①期間短縮型と②返済額軽減型で、支払う利息分に大きな差があるのが分かります。
②返済額軽減型だと、「繰上返済なし」の場合に比べて利息は104万円減っていますが、①の期間短縮型だと193万円も減る計算です。
その差は90万円!
圧倒的に「①期間短縮型」の方がお得ですね。
そして、繰上げ返済するタイミングは早ければ早いほど、繰上げ返済の金額が大きければ大きいほど、この利息軽減効果は高まります。
魅力的ですよね~♪
ですが、その「利息軽減効果」と「期間短縮」の魅力にとりつけれ、早く返さなければ~!と期間短縮型の繰り上げ返済を過度に行うのはおすすめできないです^^;
たしかに、最終的な総返済額は減るのでお得になりますが、期間短縮型の繰り上げ返済は「毎月の返済額が変わらない」ので日々の負担額は変わりません・・・
無理にローン返済に充ててしまうと、預貯金が少なくなり急な出費に対応できなくなる恐れも 😥
今、必要な生活資金はちゃんと確保しておき、貯金がたまったら繰上げ返済しよ~くらいに考えておくと良いかなと思います^^
繰上げ返済の手数料はかかる?
最後に、繰上げ返済する際に費用は掛かるのでしょうか?
私自身が、銀行の支店に行って繰上げ返済の手続きしたのですが、この時は、手数料10,800円+印紙代200円で11,000円の費用が掛かりました。
ですが!
大手銀行やネット銀行の場合、Web上で手続きすれば無料でできることが多いようです。
(全額繰上げ返済をする場合は3万円ほどかかる銀行もあるので、事前にチェックしてみてください)
Webだと無料でできることを知ってればよかった~・・・というか銀行さん教えてくれたらよかったのに(笑)
ただ、自分でWebで手続きするのが難しい場合や、Web経由での繰上げ返済に対応していない銀行の場合は、銀行に出向いて手続きをすることになります。
この場合は1万円~3万円ほどの手数料がかかるようです。
ぜひ、繰上げ返済はWebでやるとお得!ということを覚えておいてください。
まとめ
今回は繰上げ返済のお得なやり方についてまとめてみました。
重要なことは2点です。
・Web経由で手続きすれば、手数料が無料になるかも♪
より効果的でお得に繰上げ返済してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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