初めての「繰上げ返済」で注意すべき5つの項目!【住宅ローン備忘録】

住宅のこと

去年、住宅ローンの繰上げ返済を初めてやってみました。

繰上げ返済すると、ローンの返済期間が短くなったり、日々の返済額が減ったりと魅力的ですよね~♪

繰上げ返済のメリットも大きかったのですが、実際にやってみて、「これは事前に注意すべきだったなぁ~」と思う事があったので、今回はまとめて挙げてみます。

これから住宅ローンの繰上げ返済を考えている方に向けて、注意してほしい5項目を順に説明していきます。

参考にしていただけると嬉しいです^^

手持ちの現金が減る

まずは何と言ってもこれですよね。

ローンの繰り上げ返済をするとなると、まとまったお金を使って返済するので、その分、家計は窮屈になります。

その際、生活費や急な出費に使うお金は、現金として残しておかないといけません。

我が家がローンの繰上げ返済をしたときは、たしか普通預金に80万円くらいを残してたかな?

生活費に加えて、家族が病気になったり、結婚式や葬式があった場合に備えて・・・

 

もし、「月々のローン返済額を下げるため」に繰上げ返済する場合は、さらに注意が必要です。
100万円を繰上げ返済しても、月々の返済額は数千円しか安くなりません。

日々の生活費がきついな~!という方は、無理に繰上げ返済せず、手元に現金を残しておく方が安心だと思います。

 

住宅ローン控除の金額が減る

住宅ローン減税(住宅ローン控除)制度は、住宅ローンを組んでから10年の間、年末の住宅ローン残高の1%が所得税の額から控除されるうれしい制度です。

1000万円ローンが残っていたら、年末調整で10万円も所得税が返ってきます💛
(我が家は収入が低くて所得税が少ないので、そこまで返ってこなかったですが(笑))

 

この住宅ローン控除を受けている10年間に、繰上げ返済すると控除額も減っちゃう!

ということから、「住宅ローン控除」と「繰上げ返済」のどっちを優先するか悩む方も多いみたいです。

ローン控除額より所得税が少ない場合は?

我が家のように、ローン控除額より所得税が少ない場合は、どうせローン控除額の全額分は戻ってこないし、繰上げ返済した方がお得よね~

 

と思いきや!

ローン控除で所得税から控除しきれない場合は住民税から一部控除されるようです。

余ったローン控除分によって、次年に支払う「個人住民税」が減るということですね~^^

(上限があるそうなので、借用金額が大きい場合は全額控除されない場合もあるようです)

 

我が家も、年末調整の紙と、翌年の住民税の通知書を確認して、住宅ローン控除でいくら税金が返ってきているか確認してみようと思います。

 

「ローン控除」と「繰上げ返済」どっちをとるべき??

では、ローン控除期間中に繰上げ返済すると損になってしまうのでしょうか??

色々調べてみたところ、下記の日経サイトさんの記事が分かりやすく検証されていました。

(外部サイト)繰り上げ返済と住宅ローン控除、どちらを優先したほうがトクか

 

内容をまとめると、ローン金利が1%以上の場合は、住宅ローン控除の期間中でも、繰上げ返済によって利息軽減した方がお得になるようです。

 

反対に、金利が1%未満の場合は、住宅ローン控除が終わってから繰上げ返済した方が、お得になるようです!

 

住宅ローン控除が、ローン残高の「1%」で計算されるので、金利1%が損得の分かれ目になるんですね。

ただ、今の金利が1%未満だとしても、下記のような方は、住宅ローン控除の期間中でも繰上げ返済した方がお得になる可能性があるので、注意です。

・借入金額が大きくて、住宅ローン控除を最大限受けられていない方
・住宅ローンの返済方法が「変動金利」タイプの方。 (途中で金利が上がる可能性があるため)

 

手数料がかかる!

繰上げ返済する際、銀行に行って手続きをするとおよそ1万円~3万円ほどの手数料が必要になります。
我が家も繰上げ返済したときは、手数料10,800円+印紙代200円で11,000円の費用が掛かりました。

 

ただ、大手銀行やネット銀行の場合は、Web経由で繰り上げ返済すると無料のことが多いようです!

知らなかった・・・笑

 

全額一括返済の場合は、Webでも手数料がかかる銀行さんもあるようですが、一部繰り上げ返済の場合は無料のところが多いみたいです。

銀行によっては、Webでの手続きができないところもあるので、事前にチェックしてみてくださいね~!

保険期間が短くなる

住宅ローンを組む際、みなさん団信(団体信用生命保険)に加入されたと思います。

契約者が途中で亡くなったり、高度障害になったらそれ以降ローンの支払いをしなくて済む、あれです。

繰上げ返済によってローンの期間短縮をすると、この保険期間も短くなってしまいます。

なので、「手元に残しておいて、もしもの時に使う」という考えのご家庭もあると思います。

もっと良い利率で運用した方がお得になるかも

我が家は、定期預金にしていたお金で繰上げ返済をしたのですが、後々FPさんに聞いたところでは「今は低金利なので、無理に返済しなくても良いよー」とのことでした。

住宅ローンの返済に充てるよりも、保険や投資などに回した方がリターンが大きくなる可能性があるためです。

今住宅ローンの金利は1%前後だと思いますが、運用タイプの終身生命保険だったり、投資に回したりすると、年利3%以上の運用ができたりします。

 

もちろん、運用タイプの保険や投資は「資金が減っちゃうかも」という「リスク」があるので、生活費を削ってやるのはダメですし、また「リスクがあるものは手をつけたくない!」という方にはおすすめできません。

リスクが嫌な方は、確実に利息分が減る「住宅ローンの繰上げ返済」にお金を充てた方が良いです。

 

もし、「お金を定期預金にしていても全く増えないから、試しに運用してみようかな~」という感じであれば、一度、保険相談の窓口などで話を聞いてみても良いと思います^^

 

(我が家は良くも悪くも結構なチャレンジャーで、お金が増えそうなものは一回やってみる、というスタンスです。失敗したことも色々あります(笑・・・また別記事で書こうと思います)
が、投資や保険に費やしたお金は、堅実に増えていっているので、個人的にはオススメです。)

まとめ

以上、住宅ローンの繰上げ返済をする際に注意すること5点でした!

1.手持ちの現金が減る
2.住宅ローン控除の金額が減る
3.手数料がかかる!
4.保険期間が短くなる
5.もっと良い利率で運用した方がお得になるかも

住宅ローンの繰り上げ返済は、利息を大幅に軽減できてとっても魅力的ですが、大きなお金を動かすので、事前に知っておけばよかったなぁ~という事は減らしたいですよね^^;

今回、できる限りの注意点は載せてみましたので、ちょっとでも参考になると幸いです。

 

手元のお金を、ローンの繰上げ返済に充てるのか、資金運用に回すのか、それとも、もしもの事に備えて預金で持っておくのか・・・何を優先させるかは各家庭の考えによって異なると思います。

 

ちなみに我が家の場合は、お世話になっているFPさんに相談して、生活費と何かあったときのためのお金として普通預金を50万~80万円くらい残しておいて、他は貯蓄型の保険や投資にあてています。

ローンの方は、この前の繰上げ返済で返済期間が減って、主人の定年退職までに何とか返し終えるようになったので、このまま放っておくことにします。

 

ぜひみなさんも、ご家庭で話し合って「これがいいかな?」と思う資金の回し方を探してみてくださいね♪
最後までご覧いただきありがとうございました!

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